LOKO EA fishpond : 古代ハワイアンの在り方

5日間のディキャンプ、最後の2日は親も参加可能で
たくさんの叡智を学び、体験することができました。

*古代ハワイアンの暮らし方、在り方
*土地を知り、土地の神に許しを得るOli(オリ: 祈祷)の大切さ
*魚、鳥、微生物、水、人間の関係性
*古来種と外来種の知識
*火・水・土を使うクッキング
*無駄を作らない生活様式


主にこんなことを体験から感じることができました。

まず最初に、私たち人間は地球にいさせてもらっている間
その土地に許しを被ることが大切です。

親も親族も参加可能だった最終日は、入り口の門の手前で全員が集まり
まずはその土地に入る許可を得るチャントをみんなで唱えました。
主催者側のひとりが、それに呼応して承諾し、あなた方は招かれている、という詠唱を返します。敬意を態度で示すために、帽子やサングラスはとります。

そして中に入ると、みんなで円を作って並び『自分は何者である』と自己紹介をしていきます。
自分の名前と、自分のホームHOMEはどこである、と。

小さな弟、妹も、参加者のおじいちゃんやおばあちゃんもみんなが丸い円のなか、順番に名乗ります。私は自分の番になると、今暮らしている土地の地名とともに、自然と
『日本もまた私のHOMEです』と口から出ていました。
日本からきた日本人は、40人はいたであろう参加者、主催者、ボランティアの学生たちを含めても
私ひとりだけ。誇りに感じている自分がいることを感じました。

今の時代は、『何者である』という自己紹介は、こういう職業です、この役職です。
自分が社会的にどのポジションで、なんの仕事をしているか。に打って変わっているのだけど、
あなたが医者だろうが、カウンセラーだろうが、フリーターだろうが
そんなことは本来どうでもいいことなんです。

そんなことよりずっと大切な意識は、自分のHOMEを知っていること。
自分のハートが呼応する土地、人、つながりを得ていると感じられる想いがあるから大地はあなたを許し、その大地を傷つけようと思わないし、土地から守られるんです。
そしたら自分を傷つけようとも思わない。


「地球を守らなければ」と言う人がいます。
私たちはこの星に生まれ落ちた瞬間から、守られている存在なんです。
守られていなかったら、奇跡的にこの星に、生まれてないから。


ノースショアにあるフィッシュポンドは、4〜500年も前からある。と教えてもらいました。

500年どんな時代も、どんな状況に置かれても自然はそこに在る。

主催者の人からは、『守っていかなければ』を感じませんでした。
守っていきましょう!とも言っていないし、次世代に伝えていきましょう!とも言ってない。
何かをしなければいけない。という圧がそこには一歳なくって、誰もがただ居る、という感じ。
知りたいことを知れる、そしてできることをする。
土地がきれいになると、気持ちがいい。気持ちがいい。本当にそれだけなんです。
もし「守らなければ」の精神が根底にあったなら、いいことをしてやった。
何かしてあげてる、と土地から意識が離れてしまうのかもしれない。
環境保護とか言って、背広にバッチをつけてる人たちのように。


責任感をおろしていく。しなければいけない何かなど、本当にあるのだろうかと問う。
罪悪感を生むものなら、やらない方がいい。
自分のHOMEを知るそのプロセスこそが、その大地から何を感じ、自分の中に込み上げる
自分を突き動かす生命力を感じていく愉しさ、なのかなぁ。。なんて。
ぶっ通しで太陽の下、したいことを夢中でやっている子どもたちと一日過ごして
6時間、毎日昼の2時まで遊び続ける彼らのエネルギーたるや、、スゴすぎる!!と尊敬した。
存分に、自分の身体を使って、大地と遊び続けて欲しい。
目標設定や、達成ゴールなどせずとも、楽々仲間と協力しながら潜在能力を発揮していく。
彼らのポテンシャルに勇気と活力を貰っちゃったな。



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