あの世へ


今回の旅、善光寺さんへのご挨拶に参るのは決めてました。
本堂へ参拝して、右に入ると、、、そうだ!長野出身の友人がアレも行くといいって
前に話してくれていた『本堂内陣、お戒壇巡り』の入り口があった。


600円の券を買って、並ぶ。

本堂でお焼香をあげて、係の人に手順を教えてもらう。
荷物は左で、右手は空けておいて。手すりや壁を右手頼りで進んでいくんだよ。って。
おしゃべりはしない。あの世に行くのはひとりだからね。
右に2回曲がって、戻ってくる。


意味深なメッセージを心に留めて、階段を降りると体験したことのない闇。暗闇。
ピッチダークってのはこのことだ。
目をこらしてもつむっても、見たことのない黒い世界。暗い世界。


本堂の下を歩いてるわけだけど、不思議と空気は澱んでなくて
右手が木なり、壁なり、何かに触れている以外の空間の感覚もなくって、前に居たはずの一緒に入った人の存在もなくって、深い暗闇の中にポツンとひとりで佇んでる感が半端ない。


最初は感覚を失って、足の一歩も出ない。
すり足でひと進み確実に、ゆっくり前進していく。


あの世って言ってたな。
って思ったら、急にご先祖さまを感じたの。一斉に、共にいるよ。ってものすごいバックアップを感じて涙が溢れた。じぶんに自信を持って歩みなさい。って言われたんだ。

足だけに意識を集中して、ひと歩み意識的に進んでいけば大丈夫。


右に90度曲がる、っていうキーワードは少し前にももらっていて、
それは次元を移動するとき。2回曲がることが、どういう意味なのか、ただの内装上の事情なのか
何も分からないけれど、2回曲がるアクションも意識的に意図的に曲がって、あの世から戻ってきた。


地上へ戻ると、一緒に行った友人が待っていてくれて、どうだった?って聞いてくれるから
自信を持って歩みなさい、って〜って話終わらないうちに大泣き。
そうかそうか〜って抱きしめてくれた。
全てが優しくて包まれていて、守られていて嬉しい。

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