ハワイは早い夏休みがはじまりました。8月の新学期まで2ヶ月の長い夏休み。
最初の週はサマーキャンプがないので、大抵いつもビーチに繰り出すのが、夏の洗礼!という感じ。
しっかり焼けて、真っ赤になって、夏が来たな〜って感じる。
仕事があるお母さんの子どもたちを一緒に連れ出したりしながら、
昨日は【もののけ姫】を映画館に見にいってきた。
夏限定で、カハラシアターで毎年ジブリ上映をしてくれるの。
今日は灼熱のビーチで、まる焦げになった。
小さな入江で、波がない安全なビーチにアザラシが一匹いつの間にか入ってきていて
目の前をスイスイ泳いでやってきた。もしかしたら日光浴がしたかったのかもしれないけれど、
ビーチにいた私たちを横目に、入江の隙間をちゃんと出ていった。
とってもラッキーなことだったから、みんなほっこりした。
そのあとは息子が深みにはまって、大きな魚に囲まれて恐怖にパニックになってしまって
海の中、泣いて助けを求めていて、泳いでレスキューに行ったり、そんな場面もあったの。
この日はそれでも終わらなくて、岸で大声で叫ぶ男性がそばにいて、指差す先を見ると溺れて流されてきた男の人だった。身体も顔も真っ白だった。ライフガードがすぐにサーフボードに男性を乗せて、救出して、岸でCPRが始まった。別のビーチからジェットスキーにのったライフガードもヘルプに入って、灼熱の炎天下、心肺蘇生が施された。長い、長い時間のように感じた。不安や心配に心が持っていかれそうになって、心を落ち着かせて、ただお祈りした。これが職場のライフガードはやっぱりすごい。尊敬の念でいっぱい。生と死の狭間にいる魂は、どんな感覚なんだろうか?自分の肉体から抜け出てしまったこの状況を上から眺めているんだろうか?そんなことを思いながら、感情に持っていかれないよう、空中のどこかに向かって、戻っておいで。ってお祈りをした。
心配する子どもたちに対して、声かけできる一番の魔法の言葉は『大丈夫だよ』だった。
死んじゃうのかな、、心かき乱されることもあるけれど、きっと大丈夫。何があっても大丈夫。ってことを伝えてあげられるのは保護者、大人の役目。
そういえば、数日前にセラピストの友人の施術を受けた時、深い無意識の状態になった瞬間があって、その時に低い男の人の声で、『もう大丈夫だよ』って頭の中に響いたのがびっくりで、ハッと意識が戻って、施術してくれている友人が言ったのかと思ったんだよね。でも彼女の声色では全くなくて、何かなんてわからないことだけど、とても心強い言葉だった。
冥王星が水瓶座入りする、この時代の狭間にいる私たちにとって、意識的に生きて、日常を観察し始めるともうすでに、あちらこちらで前兆がある。災害や大きな社会的な事象という多くの人に衝撃を与える出来事じゃなくても、毎日、感情を揺さぶられる物事に居合わせるたびに、問われ、リマインダーされ続ける。どういう在り方で、どう生きていくのか、ってことを。その頻度が半端ない。
一緒にいた友人が、同じところを見つめている友でよかった。
感じたことを、感じたままに伝えてみると、似たような世界を確実に捉えて見つめている。
頼もしい。
アザラシがやってきたことも、死を強烈に意識する光景に居合わせたことも
全てが海からもたされたギフトだった。
ありがとう。
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