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本当に人々を助けるためには、まず彼らを理解する必要がある。
 しかし実は、君が自分自身を理解しない限り
 他の人を理解することはできないのだ。
 自分自身を知りなさい。
 時に備えなさい。
 正しいことを正しい場所で、正しい時に使うために』



一年前にかけてもらった言葉を、机の目の前に貼って
読み返したり、自問したり、忘れたり、立ち止まったりしているうち
書いた紙自体もなくなってしまった。


旅から帰ってきて、部屋から出てきたこの言葉を書いた紙。

対象者に囚われていたり、執着していたり、感情が癒着しすぎて振り回されたり、、
とはいえ、外で反映してくれていた彼らは、結局自分だった。
自分自身を知る、自己対峙をするには、必ず外の世界が必要だ。
自分の感情を揺さぶってくる相手との本音の対話ができたら、認めたい自分も、許せない自分も、救われたい自分も明らかになる気がする。自分の都合で見ている世界を、違う視点に変換させてくれる人が必ず現れる。

必要なタイミングで。

必然として。



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